花組『新源氏物語』
宝塚グランド・ロマン
『新源氏物語』
-田辺聖子作「新源氏物語」より-
脚本/柴田 侑宏
演出/大野 拓史
1981年に田辺聖子氏の「新源氏物語」をもとに、柴田侑宏脚本・演出、榛名由梨主演で初演、1989年には剣幸主演で再演され、大好評を博した作品。
華麗な平安の宮廷を背景に、帝の第二皇子として生まれ数奇な運命に翻弄される光源氏の、愛と苦悩をドラマティックに描き出す。
光源氏役に挑む明日海りおを中心とした花組が誘う、きらびやかな王朝文学の世界。(公式サイトより)
公式サイトを見ていただいたら分かりますが、もう、美しい。
美の暴力。
幕が上がり、銀橋に姿を現す美少年。スポットライトを浴びた明日海りお様のお顔が美しすぎて平伏す。藤の花があしらわれたお衣装が似合う事。
現役時代はそんなにかのちゃん好きだとは思っていなかったけど、やはり、みりかのが並ぶと圧倒的美。
「美、美〜〜〜〜!!!」
って天を仰ぐ。語彙力なんてどこかにおいてきた。
でもやっぱり舞台は最高画質で録画すべきだ。画質…ってなった。後ろの組子のお顔が見えないですね…
時代物は難しい言葉が並ぶのでちょっと苦手なのですが(学が無いので)途中のお歌でも状況を説明してくれてストーリーと関係性が分かってよかった。
ストーリーは、もう、原作の源氏物語もよくわかっていなかったのですが、光源氏、ダメな男だな〜(笑)美しいってすげ〜(笑)来世はイケメンに産まれたい〜
しかし、明日海りお様はお顔の美しさも去ることながら、お歌が上手いのも大好きなポイントなのですが、歌声がたくましくなった気がしました。そして花乃ちゃんも本当にお歌がうまい。二人はサイズ感と歌の組み合わせが絶妙だな。
今回れいくんが娘役やってるけど、なぜ普段男役の人が娘役をやると「女装」に見えてしまうのが不思議。女性が女性の恰好してるだけなのに不思議。
ところで見ていた途中からなぜか「とりかえ・ばや」を読みたくなった。
明日海りお様、さいとうちほ作画だった。